深井 尚子 Shoko Fukai

深井 尚子 深井 尚子

Profile プロフィール

Shoko Fukai 深井 尚子

1979年~1985年ウィーン市立コンセルヴァトワール、
1988年~1990年ロンドンと8年間に渡りヨーロッパで研鑽を積む。

帰国後は、日本、ヨーロッパ各地において国際的に活発な演奏活動を行っている。

ソロ・リサイタルを演奏の中心に置きながら室内楽の活動も多く、ポーランド国立放送交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のトップ・メンバーとの共演、フルート、ヴァイオリン、チェロとのデュオ演奏も多数行っている。

2002年から北海道教育大学で教鞭をとっており、後進の指導の他、大学における研究テーマを「Ludwig van Beethoven(ベートーヴェン)」とし、数多くの学術的論文、一般市民のための教養講座、セミナーなどで、独自の角度から見た「ベートーヴェン像」を発表し続けている。

ベートーヴェンの演奏では、「オール・ベートーヴェン・プログラム」による演奏会を数多く行い、2003年には、ベートーヴェンのチェロ・ソナタと変奏曲の全曲演奏会を釧路、札幌、東京で行い好評を博す。

2009年には、東京、札幌において「ベートーヴェン 32のピアノ・ソナタ」と題した教養講座をシリーズで展開し、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲を作品の時代背景、思想、文化、ヨーロッパ史を交えた多角的な視点からの講演と、自らの演奏レクチャー・コンサートを行い、大きな反響があった。

また、地域の音楽文化発展のための活動も活発で、北海道各地の高等養護学校の「芸術鑑賞会」などで演奏をしている。

2020年からは、NHK文化センターの講師として、「ベートーヴェン生誕250周年によせて」というタイトルで講師を務めている。

演奏の他にも、音楽誌『ショパン』(ハンナ)、『ムジカノーバ』(音楽之友社)などへのエッセイの執筆、FM放送でのパーソナリティと、多彩な活動を行っている。

2005年にはSTVラジオで公開収録に出演し、その演奏が全北海道に放送された。これまでに2枚のCDをリリースし、高い評価を受けている。

現在、北海道教育大学岩見沢校、芸術・スポーツ文化学科音楽文化専攻准教授。

Works 作品一覧