トゥリーナ TURINA

ピアノ作品集
Turina, Una selección de música para piano

校訂・解説上原 由記音

ホアキン・トゥリーナ TURINA

Introduction 本書紹介

【本書】
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判型:A4判/全84頁

【収載曲数:全14曲】
「ミニアチューラス」より「フィエスタ(祭り)」

「ジプシー舞曲集(第1集)」より
「サンブラ」「誘惑の踊り」「ヘネラリーフェ」「サクロ・モンテ」

「ジプシー舞曲集(第2集)」より
「リズムの輪」「ダンサ・リトミカ」「セギリーシャ」

「スペインの女たち(第2集)」より
「花売り娘」「美しいムルシアの娘」

「スペインの女たち(第1集)ピアノの為の3つの肖像」より
「センチメンタルなアンダルシアの女(モノローグ)」

「絵画的組曲セビーリャ」より「真夜中の聖木曜日」

「幻想舞曲集」より「エンスエーニョ(夢)」

「3つのアンダルシア舞曲」より「サパテアード」

【掲載解説】
この楽譜について
ホアキン・トゥリーナの生涯:少年期/パリ留学/アルベニスとの出会い/スペインでの活躍
楽曲解説(全14曲)

Explanation 校訂者による解説

▶︎「この楽譜について」より(抜粋)
スペインの作曲家トゥリーナの作品には、南スペインの魂が隅々まで響き渡っている。 カトリックの宗教的な荘厳さ、例えば、聖週間(セマナ・サンタ)の宗教行列の音楽、そしてイスラム教徒の東洋的で神秘な歌、またフラメンコのギター、歌やサパテアード(踊りの靴音)が聞こえ、灼熱の赤い大地に人々の情熱や哀愁が響く。ここに紹介するのは、彼の優しさと、魅力的な風景を味わう事のできる珠玉の作品集である。

Composer Profile 作曲者プロフィール

TURINA ホアキン・トゥリーナ

Joaquín Turina(1822 - 1949)。スペインを代表する重要な作曲家。音楽教育者・ピアニスト。

Redactor Profile 校訂者プロフィール

Yukine Uehara 上原 由記音

スペイン音楽のスペシャリスト。

パリにて、巨匠ジャック・フェヴリエ氏に師事。

氏の没後、スペイン人の作曲家アントニオ・ルイス=ピポに師事し、スペイン音楽を研究し始め、
アリシア・デ・ラローチャ女史に師事する。

フェデリコ・モンポウ氏の作品については彼の夫人カルメン・ブラーボ女史より薫陶をうける。

キューバ共和国政府招聘にて、リサイタルや、キューバ国立芸大音楽部マスター・クラスにて講座やレッスン、TV&ラジオ出演を行い、
ヨーロッパでも演奏、放送出演を行う。

スペイン、グラナダ音楽院での講座や、ハエン国際ピアノ・コンクール(スペイン)の審査員を務める。

スペイン政府グラシアン基金助成により、
スペイン・ピアノ作品解説書『粋と情熱/スペイン・ピアノ作品への招待』とCD『アルベニス作品集 vol.1~4』を出版、リリース。

アルベニス作曲「Iberia」全曲リサイタル、グラナドス作曲「Goyescas」全曲リサイタルを開催、NHK・FMに出演。

パリ・エコールノルマル音楽院を審査員奨励賞を得て修了。

現在、琉球大学名誉教授。
日本スペインピアノ音楽学会を設立し、現在まで会長を務めている。