J.S.バッハ J.S.BACH

インヴェンション BWV.772〜786
演奏例実記版 〜バッハからの伝言〜 J. S. Bach, Inventionen BWV.772〜786
Beispiele der Aufführungen

校訂・解説山季 布枝

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ J.S.BACH

Introduction 本書紹介

【本書】
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判型:A4判/全108頁

【収載曲数:全15曲】
インヴェンション第1番から第15番を収載
「実記版」(全15曲)
「原典版」(全15曲)
本書は番号順に「実記版」「原典版」と収載。

【掲載解説】
J. S. Bachの言葉/はじめに/改訂版(新版:楽譜配信版2020年[令和2年])に寄せて(ポリフォニー[多声]鍵盤楽曲の練習へのアドヴァイス)/様式感を知るための7つの項目(フレーズとアーティキュレーション、指使い、強弱、タッチ、装飾法、速度、ペダリング)/各曲ごとの「演奏へのアドヴァイス」/コラム:「職業音楽家の誕生」「音楽史におけるJ. S. バッハ」「音楽の父」/あとがき

Explanation 校訂者による解説

▶︎本書「はじめに」より(抜粋)
「彼(J. S. Bach)の作品をどう演奏したらよいのかわからない」「原典版をどう弾いたらよいかわからない」「彼の作品を演奏するのに必要な知識を得たい」という声も多く耳にします。そこで本書は「インヴェンション」において、演奏方法の一部を実記譜として具体的に示しました。

Composer Profile 作曲者プロフィール

J.S.BACH ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

Johann Sebastian Bach(1685 - 1750)。200年間にも渡り優れた音楽家を輩出したバッハ一族の頂点をなす大バッハ。「音楽の父」と称される。

Redactor Profile 校訂者プロフィール

Nobue Yamaki 山季 布枝

 ウィーン国立音楽大学卒業後、帰国。

 日本国内外でリサイタル、トーク・コンサート、オーケストラとの共演、ピアノ・デュオ(4手、2台)、室内楽、歌曲伴奏活動を開始。
 
 コンサート・プロデュース、チャリティー・コンサート活動のほか、演奏家の育成にも熱心に取り組み、新型コロナウィルス禍に伴う自粛に対応したリモートワーク・レッスンも積極的に取り入れている。

 ウィーン奏法継承者の一人として認められており、その確かな技術に裏打ちされた美しいタッチで奏でられる音は《究極の癒しの音》といわれている。

 演奏レパートリーは幅広く、19世紀や20世紀の忘れられた名曲や未発表作品なども発掘し紹介している。

 様々なジャンルとのコラボレーションのほか、レクチャー活動は「J.S.バッハ鍵盤音楽演奏法」「ピアノ演奏法と指導法」「4手連弾・2台ピアノ演奏法」など幅広い。また音楽療法のセラピストとして日本各地の病院や施設、保育園からの依頼も多い。

 自身の手指の骨折やイップス(yips)をみずから克服した経験から、様々な悩みを抱えるミュージシャンたちの復帰へのサポートやリハビリ、また演奏に対するメンタル・トレーニングを含む指導のほか、ピアノ学習を断念した人たちのリスタートのための『山季レッスン・メソッド』は大きな注目を集めている。

▶︎近年の主な活動
2001年スロヴァキアにて「ベートーヴェン・月光ソナタ創作200周年記念演奏会」に招聘され演奏し「R.バロバー賞」を授賞。その演奏はスロバキア国営放送で紹介された。

2009年に開催されたNHK放送博物館でのテーマ別による全8回のトーク・コンサートは全回満席で大好評を博した。

2012年にヤマハミュージックメディアより山季布枝校訂版「バッハ・インヴェンション演奏例実記版」を出版。

2016年から毎年、『NOBUE』のステージ・ネームで、ロンドンとヨーロッパの主要都市でリサイタルを開催。『美しく響きの豊かな音で様式感に則った演奏』と高く評価されている。

2018年には中国・寧波でも演奏し、北京国際ラジオ放送のインタビューを受け、その演奏と活動に対する姿勢に大きな賛辞を得た。

▶︎CD(Release)
『山季布枝ピアノコンサートvol.1』
『エリーゼのために / 山季布枝ピアノリサイタルvol.1』
『トロイメライ/ 山季布枝ピアノリサイタルvol.2』
『もみの木 / 山季布枝クリスマス』
『山季布枝クリスマス・ピアノ・ミュージック』
『江戸でピアノを(バロックの家康からロマン派の慶喜まで)』

PTNA正会員。
「サロンドアール山季」主宰。