クララ・シューマン / ロベルト・シューマン CLARA SCHUMANN / ROBERT SCHUMANN
ピアノ作品集〜愛の軌跡
Clara Schumann, Robert Schumann, Klavierwerken
〜Die Fährte der Liebe
校訂・解説萩谷 由喜子
Introduction 本書紹介
【本書】
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判型:A4判/全116頁
【収載曲数:全8曲】
▶︎Clara Wieck:「ロマンス・ヴァリエ 作品3」
▶︎Robert Schumann:「クララ・ヴィークの主題による10の即興曲 作品5」
▶︎Robert Schumann
「クララ・ヴィークの主題による変奏曲(ピアノ・ソナタ第3番 作品14 第3楽章)」
▶︎Clara Wieck:「3つのロマンス 作品11」
▶︎Clara Schumann:「3つのプレリュードとフーガ 作品16」
▶︎Clara Schumann:「ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 作品20」
▶︎Robert Schumann:5つの音楽帳 第1曲(「色とりどりの小品 作品99」より)
■ANHANG(付録)
▶︎Johannes Brahms:「ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 作品9」
【掲載解説】
「クララ&ロベルト・シューマン:愛の奇跡」
〜同年に作曲家スタートを切った運命のカップル〜
父フリードリヒ・ヴィークと母マリアンネ
同じ年に作曲家スタートを切る
クララの分身「ロマンス・ヴァリエ」作品3
ついに結婚に漕ぎ着ける
結婚後も創作を続ける
ロベルトが家族と過ごした最後の誕生日に
ブラームスの登場
ロベルト没後のクララ
「でも、近く、あなたの……」
楽曲解説
Explanation 校訂者による解説
▶︎本書解説「クララ&ロベルト・シューマン 〜愛の軌跡〜」より(抜粋)
2002 年にドイツの通貨がマルクからユーロに完全移行してからも、100 マルク紙幣は 音楽愛好家を魅了し続けている。
その表面にデザインされている聡明そうな美女こそ 19 歳のクララ・ヴィーク(1819 – 1896)だからである。
この肖像が描かれた 2 年後、彼女は 少女時代から兄のように慕ったロベルト・シューマン(1810 –1856)の妻となった。
Composer Profile 作曲者プロフィール
ROBERT SCHUMANN ロベルト・シューマン
Robert Schumann(1810 - 1856)。ロマン派音楽の推進者。作曲家としてはもちろん音楽評論家としても活躍。
CLARA SCHUMANN クララ・シューマン
Clara Schumann(1819 - 1896)。ピアニスト、作曲家。ロベルト・シューマンの妻。
Redactor Profile 校訂者プロフィール
Yukiko Hagiya 萩谷 由喜子
音楽評論家。東京生まれ。
日舞、邦楽とピアノを学び、立教大学卒業後、音楽教室を主宰する傍ら音楽評論を志鳥栄八郎氏に師事。
専門分野は女性音楽史、日本のクラシック音楽受容史。
現在『音楽の友』『モストリークラシック』等音楽雑誌の批評欄を担当するほか、
日本経済新聞、産経新聞等に音楽記事を執筆。
NHKラジオ深夜便に随時出演。各地でクラシック音楽講座の講師を務める。
主な著書に
『クラシックの作曲家たち』『クラシックのピアニストたち』
(以上ヤマハミュージックメディア)
『五線譜の薔薇』『音楽史を彩る女性たち』
『幸田姉妹』『田中希代子』(以上ショパン)
『諏訪根自子~美貌のヴァイオリニストその劇的生涯』
(アルファベータ)
『宮沢賢治の聴いたクラシック』(小学館)
『蝶々夫人と日露戦争』(中央公論新社)、
『クララ・シューマン』『モーツァルト』
(ヤマハミュージックメディア)
東京都千代田区かがやき大学講師。