ラフマニノフ RACHMANINOFF

ピアノ編曲集
Rachmaninoff, Transcriptions for Piano

校訂・解説高橋 健一郎

セルゲイ・ラフマニノフ RACHMANINOFF

Introduction 本書紹介

【本書】
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判型:A4判/全90頁

【収載曲数:全12曲】
V.R.のポルカ
[原曲]フランツ・ベーア:『冗談ポルカ「笑う小娘」』

ひなぎく
[原曲]ラフマニノフ:『6つの歌曲集』(Op.38)』より 第3曲「ひなぎく」

リラの花
[原曲]ラフマニノフ:「12の歌曲集(Op.21)』より 第5曲「リラの花」

無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番より 前奏曲、ガボット、ジーク
[原曲]J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番

小川
[原曲]シューベルト:歌曲集『美しき水車小屋』(Op.25)より 第2曲「どこへ」

『真夏の夜の夢』より スケルツォ
[原曲]メンデルスゾーン:劇付随音楽『真夏の夜の夢』より「スケルツォ」

『アルルの女』より メヌエット
[原曲]ビゼー:『アルルの女』第1組曲より「メヌエット」

ホパーク
[原曲]ムソルグスキー:歌劇『ソロチンツィの定期市』より「ホパーク」

子守唄
[原曲]チャイコフスキー:『6つの歌曲』(Op.16)より 第1曲「子守唄」

熊蜂の飛行
[原曲]リムスキー=コルサコフ:歌劇『皇帝サルタンの物語』より「熊蜂の飛行」

【掲載解説】
はじめに/ラフマニノフの生涯/ラフマニノフの編曲活動/ラフマニノフの編曲の特徴/各曲解説/校訂について:校訂方針・運指/主要参考文献

Explanation 校訂者による解説

▶︎「はじめに」より(抜粋)
本楽譜にはラフマニノフが残したピアノ独奏用のアレンジ曲の主要曲が収められている。その中にもラフマニノフの魅力、そしてピアノ音楽の作曲手法の極致をそこかしこに見て取ることができるように思う。

Composer Profile 作曲者プロフィール

RACHMANINOFF セルゲイ・ラフマニノフ

Sergei Rachmaninoff(1873 - 1943)。アレンスキー、タネーエフに師事したロシアの作曲家。ピアニスト・指揮者。

Redactor Profile 校訂者プロフィール

Kenichiro Takahashi 高橋 健一郎

1972年札幌生まれ。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。
ロシア国立人文大学留学。専門はロシアの言語と音楽。

著書に
『アレンスキー 知られざる天才作曲家』(東洋書店、2011年)
『ロシア・アヴァンギャルドの宇宙論的音楽論――言語・美術・音楽をつらぬく四次元思想』(水声社、2019年)などがある。

日本アレンスキー協会副会長、北海道ポーランド文化協会、
日本ロシア文学会・各会員。

研究、教育活動と並行し、ピアノ・ソロやアンサンブル、伴奏などの演奏活動も行う。

現在、大阪大学大学院言語文化研究科助教。